縮毛矯正をかけたら髪の毛がチリチリになった、という経験はありませんか?
どうしてそのようなことになるのか、またその場合の対処法などをご紹介します。
考えられる原因チリチリになる原因は主に以下のようなことが考えられます。
1.アルカリの過剰膨潤縮毛矯正剤の中の還元剤が効く前に、還元剤が浸透しやすいように髪をふやかせる役目のあるアルカリ剤が過剰に効いてしまうと、髪のタンパク質がアルカリ変性してしまい、硬くチリチリになってしまいます。
2.アイロンの熱を過剰にあててしまっている縮毛矯正をかける際に強い熱のアイロンを使用しますが、過剰にあてすぎると髪のタンパク質が熱変性を起こしてしまいチリチリになってしまいます。
チリチリにならないホームケアのポイントこのように一度チリチリなってしまった髪を元に戻すにはどうすればよいのでしょうか。
再度縮毛矯正をかける方法は非常にリスクが高いため、サロン側ではあまりオススメ出来ません。
髪の状況によりますが、サロンのトリートメント継続型のメニュー(工程的に3~4のステップで15分くらいかかるもの)で髪の内部にタンパク質を補い、髪を落ち着かせながらカットしていく方法がよいでしょう。
ですが上記の原因に限らず、縮毛矯正後のホームケアが間違っていたために、せっかくかけた縮毛矯正がチリチリになってしまったということも結構多いのです。そこで、自宅でのホームケアのポイントを見てみて当てはまることはないかチェックしてみましょう。
1.髪を乾かして寝る髪を濡れたままの状態にしておくことは、髪の毛はもちろん頭皮にも良くありません。
濡れたままの状態で寝てしまうと、せっかくストレートになったにもかかわらず、その形のクセが付いてしまいます。
2.髪を引っ張らない縮毛矯正後は、無理に髪を引っ張るとキューティクルに隙間が開いてしまい、シャンプーをするたびに水が入り込んで淡白成分を流してしまいます。髪を結ぶことも引っ張ると同様の行為になるので注意しましょう。
3.トリートメントなどで栄養補給する縮毛矯正後は、髪の毛を作るタンパク質などの栄養成分が流出してしまいます。
そのため、栄養分を補給してあげなければチリチリの髪の毛になってしまうので、トリートメントなどできちんと髪の栄養補給をしましょう。
4.おうちでのアイロン使用方法おうちでアイロンを使用する際にも、なるべくダメージレスな使い方を心がけましょう。必ず熱からの保護剤(洗い流さないトリートメントなど)を使用し、アイロンの温度設定は180度未満にしましょう。アイロンスルーは一箇所に1秒以上当て続けないよう、スムーズに行うことが望ましいです。
これらを踏まえてもやっぱり縮毛矯正をかけ直そうという場合、すぐにかけてしまうと髪へのダメージが強く、余計にチリチリになってしまう可能性があります。かけ直す際はどのくらいの期間で施術したら良いのかなど、美容師さんに相談して行いましょう!