最近はドラッグストアなどで手軽にカラー剤を購入できるので、自宅でセルフカラーをしているという方も多いのではないでしょうか。しかし、なかには上手に染められなかったり、ムラになってしまったりして髪の毛が傷んでしまうこともあります。今回は、そんなセルフカラーで悩んでいる方に向けて、失敗しない上手なセルフカラーのコツや注意点をご紹介します。
自宅でセルフカラーする場合に必要な事前準備は?
まずは、セルフでヘアカラーをする場合、どういった準備が必要なのか、またカラー剤のほかにどのようなものが必要なのかを解説します。カラーを始めてから「○○がない!」といったことがないよう、しっかり準備しましょう。
パッチテストをしよう
カラー剤によってアレルギー反応が起こる場合があるので、ヘアカラーをする際には、必ず事前にパッチテストを行いましょう。一般的に、アレルギー反応が起こるのはカラー剤に含まれているジアミン成分のせいといわれています。
主に頭皮や生え際のかゆみ、腫れ、赤みなどの症状が出ます。また、顔面が腫れてしまうなどの重い症状が出る場合もあるので注意してください。
パッチテストは、二の腕の内側にカラー剤を10円玉くらいの大きさに塗り、30分経過したら拭き取ります。心配な方は24~48時間ほど待ち、問題なければカラーを行いましょう。
染めるときに必要なもの
まずはカラー剤が必要です。ショートヘアの方は1箱で十分ですが、足りなくなってしまうとムラになってしまうおそれがあるので、ショートヘア以外の方は2箱購入しましょう。
次に、汚れても良い服やタオルを準備します。カラー剤は洋服についてしまうとなかなか落ちないので、捨てても問題ない洋服やタオルを用意します。そのほかにも、新聞紙・ヘアクリップ・ヘアゴム・大きめな目のクシ・コールドクリーム・ラップ・時計などを準備しましょう。
ゴムで髪の毛を分ける
いよいよカラーリングスタートとなりますが、その前にタオルを首に巻いて肌を守ります。また、耳にはラップを巻いておくと良いでしょう。
続いて、染めやすくするために髪の毛をゴムでいくつかに分ける作業をします。専門用語ではブロッキングといいます。耳の部分から前方と真ん中を3つに、下を左右2つに分けましょう。
肌を保護する
肌にクリームを塗って肌を保護しましょう。クリームは、油分を多く含んでいる市販のワセリンがベターです。髪の毛の生え際やフェイスライン、耳回り、首元や首の後ろなど丁寧に塗りましょう。
きれいにヘアカラーをするポイント
それでは、いよいよカラーリングのスタートです。ここでは、セルフカラーのポイントを3つご紹介します。
染まりづらいところから塗る
カラーリングで比較的染まりにくい場所は「襟足」なので、まずは襟足から染めていきます。ゴムでブロッキングをした一番下の部分から染めていき、段々と上のまとまりを染め、最後は耳の左側・真ん中・右側の順で染めるとスムーズです。
元々染めていてプリンの状態を直したい場合は、根元を先に塗って5~10分ほど時間が経ってから全体を塗るようにしてください。
全体をなじませる
全体にヘアカラー剤をなじませるため、用意した目の大きなクシで丁寧にとかします。根本や分け目が塗れているかしっかりとチェックしながらとかすと、不注意による塗り忘れもなくなるでしょう。
またカラー剤によって変わりますが、その後指定の放置時間が過ぎるまでそのまま待機します。このとき、ラップを頭部全体にかけると浸透しやすくなるのでおすすめです。放置時間を守らないと髪を傷めたり色が入らなかったりすることがあるので注意してください。
その後、洗い流す前にお湯で髪の毛全体を濡らし、2~3分揉みこみます。カラー剤が髪の毛に浸透しやすくなるため、念入りに行ってください。
セルフカラーの注意点
最後に、セルフカラーをする際の注意点をご紹介します。
カラー剤の選び方
ドラッグストアに行くとさまざまなカラー剤が販売されているので、どれを使ったら良いのかわからないという方も少なくありません。カラー剤は主に「クリームタイプ」と「泡タイプ」の2種類があります。
「クリームタイプ」は、髪の毛に密着するので染めやすいという特徴があります。また、プリン状態で染めたいところ、あまり染めたくない場所がある方も使用しやすいカラー剤です。
「泡タイプ」は、染めるテクニックがいらないので初心者にも安心して使えます。ムラにはなりにくいですが、揉みながら染めるので髪の毛が傷みやすいというデメリットがあります。
いつどこでカラーすべきか
カラーリングを入浴中にするという方もいますが、ヘアカラーは20~30℃の部屋で行う前提で放置時間が決められているので控えましょう。室内の温度を調整し、床に新聞紙を敷いてカラーリングを行うのが安全かつきれいに染めるコツといえます。
アフターケアを大切に
カラーリングをしたら、ぬるま湯(38℃程度)でしっかりと洗い流します。ぬめりがなくなったらシャンプーとリンス、そしてトリートメントをしましょう。なお、カラーリングは想像以上に髪の毛にダメージを与えるものなので、なるべくなら洗い流さないタイプのトリートメントを使用してください。
まとめ
セルフカラーは手軽に自分の好きなカラーを入れられるため、美容室に行かずにセルフカラーで髪色を変えている方も少なくありません。しかし、セルフカラーにはいくつか注意点があり、場合によってはトラブルが起こってしまうおそれがあります。上手にできない方や色の調整が思ったイメージにならない方は、一度美容室に行って信頼できる美容師にカラーリングをお願いしてみてはいかがでしょうか。
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