トリートメントとコンディショナーの違いを詳しく知っている方はあまり多くないでしょう。どちらも「シャンプーの後に使うもの」ですが、この2つには若干の違いがあります。今回は、トリートメントとコンディショナーの違いや併用する際のポイントについて詳しく解説していきますので、それぞれの特徴をしっかり学び、自分の状況や目的に合わせて使っていきましょう。
トリートメントとコンディショナーの違い
トリートメントとコンディショナーは混同されがちなアイテムです。まずは、それぞれがどのような効果や役割を持っているのか確認してみましょう。
トリートメントとは
トリートメントはドライヤーやヘアカラー、紫外線などから受けたダメージを「内側」から補修するヘアケア用品です。髪の内部まで栄養や美容成分を浸透させ、健康でサラサラとした仕上がりの髪を作ります。傷んだ髪の補修はもちろん、髪質改善にも役立つ優れものなので、ヘアカラーやパーマによって髪が傷んでしまった方や、癖毛気味の方におすすめのアイテムだといえるでしょう。
コンディショナーとは
コンディショナーは髪の「表面」に働きかけるアイテムで、油分の被膜で髪の表面を覆い、コーティングする役割があります。髪は表面にあるキューティクルの状態によって、ツヤや指通りが変化します。キューティクルを保護するコンディショナーは、髪のパサつき改善やツヤ出しに役立つアイテムだといえるでしょう。
トリートメントとコンディショナーの違い
トリートメントには髪の表面まで保護する機能が備わっているため、単体でも十分な効果を得られることもポイントです。また、コンディショナーは内側まで成分を浸透させるアイテムではないため、時間を置く必要がありません。そのためコンディショナーは、トリートメントよりも比較的簡単にケアが行えるアイテムだといえるでしょう。
ダメージが目立つ際には「併用」がおすすめ
先ほど述べたように、トリートメントは髪の表面を保護する機能も備えているため単体でも十分な効果を発揮するといわれています。ただ、パーマをかけて髪にダメージが蓄積している場合や、冬などの乾燥しやすい季節にはコンディショナーとの併用がおすすめです。ここからは、トリートメントを併用する際に押さえておきたいポイントについて解説していきます。
併用する際の順番
一般的に、「トリートメント→コンディショナー」が併用の際の正しい順番だとされています。先にコンディショナーをすると油膜によって髪の表面が覆われてしまい、トリートメントの栄養成分が髪の内部に届きにくくなってしまうためです。
正しい順番を守ることで、栄養成分を髪の内部に閉じ込めることができます。また、この2つを使うことでそれぞれの香りが髪にしっかり浸透するため、髪や頭皮の匂いが気になるという方にも併用がおすすめです。
ただし、今回ご紹介した順番はあくまで一般的なものです。製品によっては異なる順番を推奨している場合もあるので、使用する前に製品に表記されている注意書きを確認しておきましょう。
選び方のポイント
トリートメントは自分の悩みに合わせて選ぶことがポイントです。たとえば、パサつきが気になる方はグリセリンやコラーゲンといった保湿成分を含んだトリートメントがおすすめです。また、髪の広がりを抑えたいという方はシリコンを含むトリートメントを使用すると、まとまりのある仕上がりになるでしょう。
コンディショナーも同様に、自分の悩みに合わせて使う製品を選びましょう。髪のべたつきが気になるという方にはアミノ酸系の成分を含んだコンディショナーが、広がりやすい髪が気になる方にはオイル系の成分を含んだコンディショナーがおすすめです。
また、ダメージ補修よりも香りにこだわりたいという方は、使用するブランドを1つに絞ると統一感のある香りを演出できます。テスターなどを使用して、お気に入りの香りを見つけてみてください。
まとめ
トリートメントとコンディショナーはそれぞれ若干の違いがあるので、自分の悩みに合わせて使い分けましょう。髪質自体を改善したい方にはトリートメント、また外的ダメージから髪を守りたい方にはコンディショナーがおすすめです。「今まであまり考えることがなかった」という方は、ぜひこの機会に使用しているアイテムを見直してみてはいかがでしょうか。
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