「髪を洗ってもベタベタ感がとれない」「湿気が多い場所で髪がべたつく」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。髪のべたつきは、毎日の正しいヘアケアなどによって、改善させることが期待できます。
そこで今回は、髪のべたつきの原因や改善方法についてご紹介します。髪のべたつきが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
髪がべたつく4つの原因
まずは、髪がべたつく原因についてご紹介します。
①皮脂の過剰分泌
髪のべたつきは、頭皮の皮脂が多いことで発生します。皮脂が多く分泌される原因としては、もともとの体質やホルモンバランスの変化などが考えられます。皮脂が多めに分泌されている方は、しっとりタイプのヘアケア商品を避けるなどの対策が必要です。
②よくない生活習慣
以下のような生活習慣に問題がある場合、頭皮がべたつきやすくなります。
● 睡眠不足
● 偏った栄養バランス
● ストレスの蓄積
● 飲酒や喫煙
● 運動不足
とくに脂っこい食べ物を摂りすぎると、皮脂の量が増えてしまいます。頭皮環境を整えるためにも、生活習慣を見直してみましょう。
③シャンプーの刺激が強すぎる
クレンジング力が強すぎるシャンプーを使用していると、頭皮を健康に保つために必要な皮脂まで除去されてしまい、頭皮が乾燥します。これにより皮脂が過剰に分泌され、結果として髪がべたついてしまうのです。
④シャンプーの方法が誤っている
シャンプーの方法が正しくないと、汚れを落としきれずに頭皮環境が悪くなります。また、洗い流しの際に汚れやシャンプーなどを落としきれていないと、髪がべたつきやすいです。
髪のべたつきを改善させる正しいケア方法
ここからは、髪のべたつきを改善させるための毎日のケア方法についてご紹介します。
①ブラッシングをする
シャンプーで髪を洗う前に、乾いた髪をブラシでとくようにしましょう。これによって、髪の毛に付着している汚れの半分ほどを落とせるといわれています。
②お湯で髪を洗い流す
ブラッシングが終わったら、ぬるま湯で髪の毛をしっかりと濡らしましょう。この工程を丁寧にすることで、シャンプーが泡立ちやすくなるだけでなく、汚れや皮脂をかなり落とせます。
③シャンプーで頭皮をもみほぐす
お湯で髪を濡らし終えたら、シャンプーを適量手にとって、頭皮を洗っていきます。指の腹を使って、下から上へマッサージをするように滑らせましょう。
④トリートメントを髪の毛につける
シャンプーを洗い流したら、トリートメントやコンディショナーで髪の毛を保護します。トリートメントやコンディショナーは髪の毛につけるよう意識し、頭皮につかないように注意しましょう。
⑤しっかりとすすぐ
トリートメントをし終えたら、お湯でしっかりと髪の毛を洗い流します。このとき、すすぎ残しがあると、髪のべたつきを引き起こすので注意しましょう。丁寧に髪全体をすすぎ、汚れを落としてください。
⑥タオルドライをする
お風呂から出たら、ドライヤーの前にタオルで髪を拭きましょう。タオルドライをすることで、ドライヤーの時間を短くして、髪へのダメージを抑えられます。
⑦ヘアオイルをつける
タオルドライが終わったら、ドライヤーをする前に、ヘアオイルを毛先につけることをおすすめします。ヘアオイルで髪の毛を保護することで、ドライヤーの熱から髪を守れます。
⑧ドライヤーをする
最後の仕上げに、ドライヤーで髪を乾かします。ドライヤーをかけるときは上方向から風を当て、髪の根元から乾かすよう意識してみてください。
髪のべたつき改善にはヘッドスパがおすすめ
髪のべたつきを改善させるためには、上述したようなホームケアのほかに、美容室でのヘッドスパがおすすめです。美容院のヘッドスパでは、頭皮にクレンジング剤やオイルなどをつけて施術を行うため、毛穴に詰まった汚れや皮脂をきれいに取り除けます。これにより頭皮環境が整い、頭皮や髪がべたつきにくくなるのです。
それだけでなく、ヘッドスパには血行促進の効果も期待されています。マッサージによって凝り固まった頭皮がほぐされ、血流がスムーズになります。これにより、毛根に栄養や酸素が行き届いて髪の毛が健康的に育つのです。
ヘッドスパでは、皮脂汚れの除去と血行促進という2つのアプローチによって、髪のべたつきを防ぎます。髪のべたつきを根本から改善させたい方は、ぜひ美容室でのヘッドスパを検討してみてください。
まとめ
今回は、髪のべたつきの原因や改善方法についてご紹介しました。皮脂によって起こる髪のべたつきを改善させるためには、正しいシャンプー方法などを身に着けるほかに、美容室でのヘッドスパがおすすめです。